Arch LinuxでzoomにOBSを使って映像を流したい

ある公開講座に参加するときに、zoomを使う必要があったのでその時の記録を残します。
zoom単体でwebカメラも使用できるし、画面共有もできるがどうしてもOBSが使いたかった笑。

映像関係

obsのインストールと仮想カメラに必要なパッケージをダウンロードします。

sudo pacman -S obs-studio
sudo pacman -S v4l2loopback-dkms
sudo pacman -S linux-lts-headers
yay -S obs-v4l2sink

obs-studioはobs本体、v4l2loopback-dkmslinux-lts-headersは仮想カメラに必要なパッケージらしい。
obs-v4l2sinkはobsのプラグイン
下のコマンドでモジュールを有効にする。

sudo modprobe v4l2loopback

zoomのインストール

公式ページの案内にそって進める。
arch linuxについての操作方法があったのは、とてもありがたかった。(yayなどのAURヘルパーでもインストールできるが、個人的には極力使いたくない)

Linux に Zoom をインストールまたは更新する – Zoom ヘルプセンター

Archlinuxの音が出ない問題

Archlinuxをインストールしたはいいけど音が出ない。 作業内容の割に時間がかかった。

作業環境
hp spectre x360 13

$ sudo pacman -S alsa-utils

多くの場合はこれだけで音が出るようになるはずです。しかし、今回使用した環境ではalsa-utilsをインストールしてもサウンドカードが見つからないと出て、時間がかかりました。
私の場合、サウンドドライバをインストールするには、

$ sudo pacman -S sof-firmware

arch wikiに結構細かいことまで方法が書かれていて助かった。

サウンドシステム - ArchWiki

VSCodeでarduinoの開発をする(Archlinux)

タイトルにもあるように、ArchlinuxでVSCodeを用いてarduinoの開発環境の構築手順を紹介します。

VSCodeのインストール

まず、VSCodeをインストールします。今回は、「yay」を使用します。

$ sudo yay -S visual-studio-code-bin

arduinoのインストール

arduinoの開発ツールをインストールします。

$ sudo pacman -S arduino
$ sudo pacman -S arduino-avr-core

arduino-avr-corearduino unoなどを使用するときに使うそうなので、任意でインストールしてください。
次に、シリアル通信を行えるように、ユーザーにシリアルデバイスファイルへのアクセス権を与える必要があるそうなので、以下の内容を入力します。

$ sudo gpasswd -a $USER uucp
$ sudo gpasswd -a $USER lock

VScodeの設定

arduino用の拡張機能をインストール

f:id:soni6:20210422224946p:plain
arduino_拡張機能

次に設定->拡張機能からarduinoの項目を選択。 command pathPATHのところを入力していきます。

入力欄 入力内容
command path arduino
PATH /usr/share/arduino

そしてアプリを再起動でVScodearduinoを開発することができます。

実際に使用するときは

まず右下の<select serial port>から、使用するシリアルポートを選択してください。 次に、同じく右下の<select board type>から使用するボードの種類を選択したいのですが、no result foundと表示されてしまいました。これを解消するにはF1キーを押してコマンドパレットを開きboard managerを選択、必要なボードマネージャーをインストールすれば<select board type>を押したときに選択肢が表示されるようになりました。

編集後記

今回は、まとまった情報が少なく、手間取ったのでメモも兼ねてArchlinuxでVScodeを使ってarduinoの開発環境を作る方法を紹介しました。少しでも参考になったと思っていただけると幸いです。ありがとうございました。

参考資料:

https://wiki.archlinux.jp/index.php/Arduino